青い海と空のみちのく八戸から 波動はるかに 第7回 未知との遭遇;ストリートダンスと「朝顔の日々」。
主催者の挨拶、ストリートダンス講師(八戸出身と韓国ソウルからの)、ダンスワークショップサポートメンバー紹介後、すぐ講師によるレッスンが始まった。この日、参加メンバーで成し遂げたいダンスを、講師が部分的に丁寧に教えてくださる。始めはゆっくり、ステップを分解して繰り返して、4,5回繰り返すと、「普通の速さでいくね」とビート音楽が溢れだす。私は又しても道を失した羊のように、身体をうろうろ振動せるだけ。1時間近くたって休憩。私は休憩どころではなく、ギャル小学生軍団の後ろについて、必死に振りの順序を何度もなぞる。だめだ、覚えられない、身体も頭もついていかない。それでも身体を振動させていると、「MASAKOさん、いかがですか?動き、すごーくキレイですね」と若い講師の声、そして満面の笑顔だ。「覚えようとすると覚えられないんです。先生や皆さんの真似っこでなんとかついていきます」泣きたいほどの私だが、いつのまにか笑顔になっていた。
後半は韓国の講師がリード、動きの端々に韓国風の切れが光って見とれていても、これまたついていけない。
そのうち、出だしのアクション、節々の手足の決めの振り、ラストポーズあたりのリズムが身体に馴染んできて、3分ぐらいのダンスを小グループ(Ryuseiと一緒!)で、全員で、何とかこなすことができた。ワークショップ中保護者は退出、その間、障害在る方へのサポート、韓国語・日本語通訳も手厚く、参加者の躍動は熱を帯びていった。最後は保護者みなさんを迎えての発表の場となり、ひとりも脱落することなく、参加者全員の歓声、関わってくださった方々と保護者みなさんの大拍手でフィナーレとなった。この日の様子は映像編集されて、ダンスキャラバンとして各地を繋ぎ、沖縄、そしてラストダンスは関西万博会場を目指すようだ。